SWOT分析って何ですか?
強み(Strength)、弱み(Weaknessといった内部要因)、機会(Opportunity)、脅威(Threatといった外部要因)を分析する方法のことです。
例えば
- 強み:技術力、仕入れルートで原料調達
- 弱み:人員、拠点少ない
- 機会:高齢者増、外国人観光客増
- 脅威:競合増、デフレによる消費縮小
4つの要因を掛け合わせるクロスSWOT分析もあります。
例えばレストランのSWOT分析があった場合
- 強み:地元客が多い、リピート率が高い
- 弱み:新規客が少ない、ネットでの評価が少ない
- 機会:新しいマンションができ、人口が増えた
- 脅威:競合点が増えた、原料の高騰
これをもとにクロスSWOTしてみると
- 機会×強み(事業機会に対して強みを活かすには):地域密着を活かしてチラシ配布、サイトでクーポンを発行
- 機会×弱み(事業機会に対して弱みが原因の機会損失を回避するには):ファミリー増加を活かして子供向けメニューの開発
- 脅威×強み(脅威を自社の強みでチャンスに変えるには):競合店は低価格が売りだからクオリティで勝負する
- 脅威×弱み(脅威と弱みからくる最悪の事態を回避するには):低価格メニューを作って新規客を呼び込む
このような分析もできます。
色々あるんですね〜
大事なことってなんですか?
ちょっといっぱいありすぎて・・・
マーケティングにおいて大切なこととは、ターゲットを絞ることです。
- セグメンテーション
- ターゲティング
- ポジショニング
セグメンテーション
セグメンテーションとは区分のことです。
年齢、性別、地域、市場規模、趣向などに分類し、意味のある層の特定を行うことが重要です。
ターゲティング
ターゲティングとは対象者のことです。
分類したセグメントに対して、最も効率的かつ効果的なアプローチ方法を決めます。
ポジショニング
ポジショニングとは比較した位置のことです。
商品・サービスを競合と並べた際に差別化し、明示することで消費者に対して認識してもらうことができます。
ポジショニングマップ
「縦軸」と「横軸」で4つの「象限」からなる戦略マップのことです。
競合他社の商品と自社のポジションを明確にし、どのような戦略で消費者にリーチさせていくかを決めます。
ポジショニングマップをする理由は主に2つあります。
市場最高の商品・サービスを作るか。
独自性の高い商品・サービスを作るか。
どちらも提供するにはポジショニングマップを作り、自社製品がどこに位置するか、どこに位置したいか検討してみましょう。
レッドオーシャン・ブルーオーシャン
レッドオーシャンとは競合が多い市場のことです。
ブルーオーシャンとは競合が少ない市場のことです。
レッドオーシャンでは市場が賑わっていることから需要があることが伺えます。しかし、競合が多いとどのように顧客争奪戦に勝つことができるか戦略を綿密に作らないと、低価格だけでは利益率が低くなり、企業活動が経ちいかなくなることもあります。
それではブルーオーシャンが良いのかといえば一概にそうだとも言えません。競合が少ないということは、それだけ需要が少ない、もしくは専門的すぎて提供が追いついていない市場です。
やってみよう
やっぱりいっぱいある・・・
でも一つ一つの言葉とかは理解してきました。
すぐに覚えられるものではありませんよ。
一つ一つ理解していくことができれば大丈夫です。
では、これなんかをやってみてはどうでしょう。
- アサヒスーパードライ
- キリンラガー
- サッポロ黒ラベル
- サントリーモルツ
辛口・まろやか、苦味・爽快感を縦横軸に置いてどこに位置するか考えてみよう。
- ユニクロ
- GU
- しまむら
- ZARA
- H&M
安価・高価、ファッション性・機能性を縦横軸に置いてどこに位置するか考えてみよう。